ごあいさつ

学校長 楢原 進一郎

 本校は大正7年に都城産婆看護婦学校として開設されてから100年を超える歴史のある看護学校です。現在都城市および三股町で就業する看護師、准看護師約3,800名の中にはたくさんの本校出身者がおり、様々なところで活躍しています。都城市北諸県郡医師会は当地の病院・医院、介護施設で働き、地域医療と福祉に貢献してくれる看護職を養成するために本校を運営してきました。平成31年には新校舎が完成し、より良い学びの環境を整えることが出来ました。

 3年間に及ぶ新型コロナウイルス感染症の広がりは凄まじく、臨地実習が十分に出来なくなるなど全国の看護学校に甚大な影響を及ぼしました。ようやくこの5月に感染症の2類から5類へと扱いが変わりこれからは徐々に従来通りの学習、実習ができるようになっていくものと期待しています。今回のコロナ禍の中あらためて叫ばれたのが換気の大切さでした。しかし、約160年前に病人の回復のために換気が大切であることを説いた人がいます。ナイチンゲールです。その気づきは彼女の注意深い観察力から生まれました。

 座学により知識を積み、臨地実習で観察眼を養いそして相手のことを思いやることが出来る看護師、准看護師をみなさんも本校で目指しませんか。これからさらなる高齢化の時代を迎え、看護職の必要度、重要性は増すばかりです。人が喜んでくれると自分も同じくらい嬉しい、そんなあなたの入学を待っています。